インセプション(完全ネタバレ注意)
「インセプション」見ました。
夢(潜在意識)の概念をみごとに空間化した映画。
複雑そうだけど、
・機械をつなげることによって夢の共有ができる。
・キック(落ちるとも表現していたけど、倒れたりする)で目が覚める。
・夢の中のさらに夢を見ることが何階層もできる。結果、潜在意識の深くへもぐりこめるということになっている。
・現実で5分が夢では1時間たつので、その時間の差を利用する。
・夢の中で死ぬと目が覚める。
という仕組みで、階層を行き来したり、色んな制約が出てきたりする。
で、この映画は、誰でも自分の解釈を話したくなる作りになっているので、私も自分なりの解釈をば。
以下、ネタバレ。
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すべてがドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)の夢の中でしょう。
というのも、始めのところから、「え?」不思議と思う点がちらほらあり、最後のシーンで、あ、夢だこれは、と思った。コマは回り続けているのか、倒れそうなのかは、どっちでもいいんですけど、というか、あからさまな疑問符を最後につける遣り方だけはいただけないので。
まず、サイトーさん(渡辺謙さん、かなり素敵な存在感でした^^)が、米国の犯罪者を簡単に免罪させてしまうほどの大な権力を持つ大企業のトップが、まず新幹線に一人でいることに、最初、あれ?と思った。さらに非常に危険で銃弾が飛び交うところから、実行者を守るのも依頼人の務めとかいって助け出して、さらには一緒に参加しちゃっているところ。大丈夫?って思う。謙さんカッコイイけど(笑)
その時のコブの逃げ方も、非現実的。映画だから、といっても、マトリックスみたいに、こういう夢と現実をわけるのに、現実世界がスパイ映画さながらのラッキーな逃げ方ではわけるのが難しいから。ようするに現実とされているシーンがすでに非現実的。
さらにはコブが新幹線を京都で降りるといっておきながら、東京にいる。(ただ、京都で降りたのは昼間で、東京は夜のシーンだったので、その間に移動したかもしれないが)
フランスにいる、元妻モル・コブ(マリオン・コティヤール)のお父さんであるマイルス教授(マイケル・ケイン)がいる教室にコブがいきなりいたが、ドアはお父さんが座っている側にしかなかったのでは。気づかなさすぎ。いきなりそこにいる、っていう演出だった。
最下層にいた、年老いたサイトーさんの「一人で孤独に」というくだりのセリフの意味は、コブ自身がそうなっていて、そのまま夢の中で年老いていく現実を見せて最後のセラピーが終わったのでは。
しかも、死ぬシーンはなく(サイトーさんが銃にふれただけ)、いきなり、現実の飛行機の中に戻ってきた。
サイトーの指示によって、米国に入国できたが、すぐに自宅。子供はパパーとか言って寄ってくるのでもなし。
と、現実、とされているところで、不可思議な点がいくつも。
前後情報なく、さきほど見た中での、理解できる範囲での私の記憶だけど。
私の見立てでは、アリアドネ(エレン・ペイジ)が、今回のコブのセラピストで、夢の中でコブの意識を誘導していっている。
おそらく、コブは誰かにインセプション(植え付け)をされたか、自分で植えつけてしまったか、夢の中でしか会っていない実在しない妻と子供たちへの罪悪感を植え付けられ、そこから開放されるために、ロバート・フィッシャー(キリアン・マーフィー)へのインセプションにおいて、父との和解による自分への許しを通して、コブの潜在意識を変化させようとしたのでは。
会社を弱体化させるために、インセプションとしてロバートが「父のようではなく、自分らしくいきていこう」という選択させるという心理的なアタックをする、というのも現実的ではない。
そんな巨大な会社が、息子が違う道を選んだからといって、弱体化する組織であるはずがないのでは。しかも、息子が父親を超えたら、さらにサイトーにとって脅威になるはず。
ついでにサイトーの会社名は出てこなかったと思う。「自分の罪を消せる力をもった人」としてしか表現されていない。
パート2があったりして。
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コメント
>REIちゃん
たしかに、子供は変化なかったねえ。
モルが亡くなってから、どのくらい時間がたっているんだろう?
電話に出ていた、おばあちゃんもいないしね。
あの配役と曲は、スタッフの遊びかと思ったわ(笑)
久々に議論につきない映画で面白い^^
投稿: あけはむ | 2010/08/10 08:44
それは飛躍しすぎというか、もう別の話作っちゃってるくらいな気が?(笑)
でもラストは観客にお任せなのはずるいよね^^;
私は、最後サイトーを拾いに行って結局コブは帰ってこれなかったと単純に解釈。
脱出シーンないし、飛行機から降りたらパリに居るはずのマイルズが迎えに来てたし、子どもが大きくなってなかったし・・。
これは面白い、意味あり?と思ったのは、キックの合図の音楽がエディット・ピアフの曲で、モル役がエディット・ピアフをやったマリオン・コティヤールで、モルの世界から脱出するということか?とか思ってしまった^^
いやーでも面白かった!!
投稿: REI | 2010/08/09 22:29