韓国旅行
2日に韓国から帰ってきて、ブログにまとめようと少しずつ書きつつ、仕事やら予定やらをこなすうちに、ずいぶん時間がたってしまった。
姪が、ばあば(私の母)に母の方の先祖の墓を見たい、と言い、姪の誕生日祝い&小学校入学祝いで、母、姉、姪で韓国へ行く事になった。2部屋とったので、4人になってもあまり変らない、ということで私にもお声がかかった。別件で色々な事を断り続けている事もあり、母の穏やかにしようという努力(笑)も感じて、承諾。女4人の旅となった。
私は在日3世だし、そういう文化に触れてこなかったので韓国語はわからないし、小学生の時に帰化しているし、それほど韓国に興味もなかったで、まだ韓国へ行った事がないのは私だけ。
●3月30日。
10時に羽田の国際航空のJTBの受付にて待ち合わせ。
14:20 大韓航空で金浦(キンポ)国際空港へ。
途中、富士山の天辺が見えました。もうそろそろ噴火するかも・・・。
機内食はもちろん韓国料理。うまか~。
韓国は青い屋根の家がなぜか多いです。
入国審査での表示。パスポト・・・。
バスでソウルへ向かう。
ソウルもずいぶん近代化されてきたらしい。ビルが連立するところもあれば、まだ手付かずのところも。
ロッテホテルに到着スミダ(笑)
バスから荷物を降ろす時、姉が母の荷物を他の人の荷物と間違えて降ろし、旅1回目の母の怒りが爆発。
やっと荷物を手に入れ、ロビーでロッテホテルの韓国料理のレストランを予約して、南大門市場(ナンデモンシジャン)へタクシーで行って買い物。占いで着れるようなキラキラ系の洋服なども購入。ヤスイです。
姪は子供用のチョゴリを買ってもらっていた。
お茶や革製品なども買って、ホテルへ戻る。
宮廷料理、チヂミ、マッコリ、冷麺、石焼ビビンバ、などなど、ホテルで高いだけあって、もんのすごく美味しい。
食べきれない程、大量に食べたが野菜中心だったから、次の日の朝は胃にもたれていない。
美女が韓国の琴をお店の中で弾いていました。
●3月31日。
韓国は日本と時差がないから便利。時計を直さなくて良いし。
朝、8時半ごろに、親戚のおじさんとロビーで待ち合わせる。
母のお父さんの腹違いの弟。お父さんの弟のことをアジェと呼ぶが、私たちにとっては「ハラボジ」と呼ぶ。
とても良い人柄の運転手さんを手配してくれていて、ミニバンで墓所がある江原道の春川(チュンチョン)という場所へ向かう。高速道路も使う。風光明媚な風景だが、あいにくシトシトとした雨で、山からは春の土の温かさから湯気がたっている。
ここら辺は、デートスポットで、家族のレジャーでも人気らしい。冬ソナの撮影場所としても人気の場所だ。
途中、休憩を取りながら向かう。墓所への案内板が道路の途中にあった。
山が見えてきた。山全体が、古墳、お墓なのだ。
立派な門や、幾つかの美しい建物があり、一族の始祖、申崇謙(シン スンギョン)の銅像が建っている。
申一族で管理しているのだ。
申崇謙氏は、高句麗、新羅、百済の三国時代の後、朝鮮が統一され、918年に高麗(こうらい)になる前、王様に仕えていた家老。
古墳は周囲20キロくらいあるらしい。住み込みの管理人さんたちもいた。日によっては、案内人の人もいるらしい。
スロープ上の坂には、美しい高麗芝が広がり、綺麗にしている。
その芝生を上っていくと、頂上に3つのこんもりと盛られた山が3つある。
その昔、王様の第一側近の家老だった申崇謙氏は、王様の衣装を着て、王様に代わって敵地に乗りこみ死んでしまった。
その事が書いてあるレリーフ。この裏に色々な言語で解説が載っている。
その亡骸を王様が捜し、首は敵に持っていかれてしまったので、首を金で作った。金を盗賊に取られないように、3つの山を作って、どこに埋めてあるか分からないようにした、とのこと。
現代の技術を使えばわかるかもしれないが、3つのうちどこかはわからない、というところにロマンがある。
墓の一番上から、下に向かって撮影。
3つの山のすぐ手前には、平らになっている部分があり、命日か、何かの儀式の時には、一族がここに集まって、礼をしたり、飲め食えやの宴会を広げるようだ。
ハラボジが皆で敬礼をしようと言い、雨で膝と手をつける韓国式挨拶も出来ないので、敬礼だけした。
3年前に両親が廻った時の写真は、青空の下、夏で青々とした芝生だったが、まだ寒いので茶色くしっとりしていた。
帰りは山の横にある松の木の回廊を通って下った。
会合が出来そうな建物が山の下にあり、床暖房をつけ、そこでお昼。ハラボジと、その奥さんが作ってくれたのだ。韓国の家庭料理で、これがすんごく美味しい!!
豚のプルコギ、菜っ葉の漬物とか色々。殆どが辛いけれど、ご飯が進み、お代わりをするほど美味しい。
申一族全体の家計図もあり。
うちの家系は、申将軍のすぐ下の弟。家には、うちの母の系列の家系図があるが、それでも百科事典3冊分だ。母が33代目だから、私は34代となる。
ちなみに現在のウォン札の5千ウォンと、5万ウォン札は直径の先祖の顔。親子でお札になるのは珍しいらしい。
母までは載っているが、呂家へ嫁入りしたような事が書いてあり、嫁に行ったので子どもの名前は書いていない。外に行った子孫はお金を払うと載せてくれるらしい(笑)。父方の呂家には専用のお寺があり、そこには私ら子供の名前は記載されているらしいので、それもいつか確認してみたい。
呂家は、同じくらい昔に中国から呂兄弟という二人の兄弟が2派に分かれたとか。
申氏(一族を申氏という)専用の会誌もあったのでもって帰る。韓国語で何て書いてあるか良くわからないけれど。今度、韓国人の友人と会うので、見てもらおう。
先ほどのレリーフの右側に、韓国の教科書にも載っているという話しがある。
王さまが申崇謙に遠くを飛んでいる3羽の鳥を弓で射るように命じた時、どの鳥を射るか聞いた。(たしか)一番右側の鳥を射よ、と言われたので、その鳥のどこを打つかさらに聞いて、命じられた箇所を射落としたくらい、弓の名人だったとか。
管理人さんと話していたら、軒下で飼っている犬が出てきて、ずっと両手を上げてお座りしていて、可愛かったのでパチリ。
お墓参りと昼食も済み、冬ソナで大人気となった、ナミソム(ナミソン)、南怡島が近くにあるので寄った。乗場には、ハートの植木。
中洲状態になっている島へ、船に載って渡る。5分位で到着。島の入江のところに、女性の彫刻。
あの、雪だるまのシーンの場所には模型の雪だるま。落書きだらけ・・・。ところどころにドラマの説明書きも。
冬ソナの二人の銅像。一緒に写真も撮りました。
カササギがいたるところにいる。日本の真っ黒い烏は見た事が無いのでハラボジに質問すると、韓国では烏がカササギと同じ存在だそう。
ダチョウが放し飼いにされ、ダチョウの巣が縄文時代の集落の様に点在している。
あの二人が歩いた有名な場所。良く見ますね。
ソウルに戻ったのは、5時過ぎで、サムゲタンの店へ行き、そこで運転手さんとは別れ、ハラボジと5人でサムゲタンを食べる。
無料のカクテキとキムチがドドーンと出てきた。このキムチが一番美味しかった。
ハラボジと焼酎を飲む。お酒に強いのは、家族では唯一私だけ。
お店の入り口に巨大なニンジン漬け。
●4月1日。
少し天気も落ち着いた。時々パラっと来るくらい。
まずは景福宮(キョンボックン)。李王朝の王宮。1394年に建てた。天井の色が美しい。
王宮の前には、石が整列しているが、これは官位順に整列する用の標識で、王座に向かって左側の一番前が正一。母が姪っ子に先祖はここの位置と同じだったのだ、と自慢毛に説明していた。
玉座。ドラマでも見る光景。左右に座布団や椅子が置いてある。左端に移動すると、美しい陶器が。高炉かな?
いたるところに干支の動物などの彫刻が。ここはネズミではなく猫。あと鶏も。
韓国と言えば大昔からある床下暖房のオンドル。これは発明品ですね。床下にオンドルの扉が。オンドル用の煙突なども。

王の寝室。女人禁制だったとか。女のバトルが始まってしまうから。一人で眠りたい時用。女性と眠る時は、王から出向く。
国立民族博物館へ。ここが思いもよらず、とても良かった。韓国の昔や今の暮らしや歴史など、まさに民族が分かる場所。壁に映し出されるアニメーションを駆使して分かりやすく表現したり、かなり展示レベルが高い。オススメです。
入口の近くに、また干支の12体が。キャラクターみたいで結構カワイイので人気で皆、自分の干支と一緒に写真を撮っていた。
入り口の中に、大きな天球儀。鯉らしきものが支えている。
昔の韓国の結婚式の様子。
実際に王宮で儀式をやっている様子の写真。
昔(いつだか忘れた)のソウルの街並み。
炊事場と、人形の模型。
昔の村の人たちはこんな感じで女たちがおしゃべりをしながら食材の準備をしていたのでしょう。韓国人は昔から万人が食にはこだわりがあると思う。
景福宮を出ると所にあるトーテンポールのようなものは、埼玉県の日高市にある高麗神社にも同じものがあります。「地下大将軍」と書いてあったと思う。
次に昌徳宮(チャンドックン)。李3代王が1405年に建てた。こちらの方が入場料が高い。そのためか?人が少ない。
本当は姪がチャングムのスラッカン(王様の食事を作る処)をとにかく見たかったのだが、どうやらロッテワールドでないと撮影されたような風景は見られないらしい。ここらにはすでに無いとか。
芙蓉池と宙合棲への道のりから。芙蓉池は宇宙を表しているらしく、真中の○が地球で池が宇宙、だったかと記憶する。休息と学問研究に使われた美しい建物。
旧大韓帝国の元皇太子である李垠と政略結婚した李方子(り まさこ)さんが、晩年亡くなるまで暮らした住まい。
スラッカンは見れなかったが、近代といっても何十年も前のものだが、西洋化されたキッチンもあった。
大きなオンドルと煙突。
15時位にロッテホテルに戻り、ハラボジとまたロビーで待ち合わせをして、ハラボジの妹さんとも会う。
ロビー近くにあるカフェのテーブルが、2005年にブラジルの大統領が座った場所としてプレートがはめられていた。カフェは日本並に高い!
韓国の夜景。ビルに絵の電飾が施されている。左側にはソウルタワー。
●4月2日、帰りもまた大韓航空で帰途へ。
次に来た時は、歴史の旅も良いけれど、やっぱりよもぎ蒸しとか美容系も体験してみたい。
フー、やっと書きあげた。資料を確認しながらまとめるのって、レポート作成位の一仕事ですわ。
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コメント
>ちゃんちゃんさん
コメントいただけて、嬉しいです!!
ご友人は、まさしく、遠い親戚ですね(^o^)/
私は韓国の歴史はまったく詳しくないので、太祖王建を見てみたくなりました。ステキな情報をありがとうございます!!
投稿: あけはむ | 2011/08/02 19:25
最近韓国ドラマ、特に時代物にはまっていまして太祖王建を見たほうがいいとの韓国の友人のすすめで、下調べ?をしていたら申崇謙さんにたどりつきました。友人の始祖がこの人らしく
3年前に韓国に行ったときにお墓参りにつれていってもらいましたので、あなたと友人は同じ始祖だーーーと嬉しく思い書き込みしました。
行かれてから1年以上も過ぎているのに今頃すみません。。。。。ちなみに友人の姓も申です。
投稿: ちゃんちゃん | 2011/08/02 17:10
>美姫しゃまへ
長々と読んでくれてありがとう^^
韓国は儒教の国だし、国が家系を管理していたから残っているのだね~。
肉は日本の方が美味しいよ。韓国人の友人も焼肉は日本で食べるとか言っていた(笑)
野菜の料理なんかが、めちゃくちゃ美味しい!! 辛くても辛さが平気というか。
私も冬ソナはちゃんと見ていないけれど、並木とかパチンコのCMなどでも良く流れていたね^^
投稿: あけはむ | 2010/04/19 18:02
お疲れ〜!
読みごたえのあるレポでした。
すごいねぇ、古墳…。山なんだね。ロマンだ〜。
家系図のことは前に話で聞いてたけど、韓国の人は祖先を大切にしてるんだね。
自分のルーツがわかるなんてすごい貴重だよね。
にしても本場の韓国料理うまそー!羨ましい!
冬ソナ見てないけど、あの並木道は見たことある!(笑)
良い旅ができてよかったね。
投稿: 美姫 | 2010/04/19 02:05
>れこれこさん
ただいまです!!
早速のコメントをありがとうございます!
なかなか更新しないので、まだ韓国にいるのか、というようなメールが来たり(笑)
ドラマでもやっていましたが「家族の歴史」はどんな家系にも必ずあるんですよね。私の場合は、管理されている国だから知ることができてラッキー?というレベルかもです。
職場の雰囲気がよい、というのは一番重要ですよねー!ほっとしました^^
投稿: あけはむ | 2010/04/15 23:45
あけはむさん、お帰りなさい♪
blogの更新を心待ちにしていましたよ~。
私まで韓国旅行に行ったような気分になれました。
自分の歴史を辿る旅なんて、素敵ですね。
あけはむさんは由緒ある家系の方だったんですねぇ。
さて、私は新しい職場で早くも2週間が過ぎました。
明るく気さくな職場で順調な滑り出しです。
それでは、またお目にかかれる日を楽しみに。
投稿: れこれこ | 2010/04/15 20:54