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2005/09/22

しりあがり寿さん
「オレの王国 ベンチ置いたよ。」

しりあがり寿さんと、以前FLASHアニメ制作を一緒にやらせていただいたご縁で、毎回展覧会のDMをいただくが、ここ2年は行けなかったけど、今日とうとう行けた。ハガキのフライヤー自体が、手書き感満載で、しりあがりさんだ~!って印象。寿さんは本当に「いい人」を地でいっているような方で、彼の謙虚さに我を見て自己反省してしまいます。
「オレの王国」というだけあって、画廊に入ると、白い模造紙を天井から床まですべて張りつくした紙に、しりあがりワールドを広げている。たぶん12畳くらの部屋だと思う。すべて墨絵。夏休みのようなイメージだと思う。池みたいなところに、3箇所ほどもりあがった小山があってそこにも模造紙がかぶせてあって、ぎっしりと絵が描いてある。スノコのような橋を歩きながら見る。おなじみのマンガのキャラらしきものもあり、水面のような床には誰かが飛び込んだ足だけが出ていたり、泳いでいたり、角を見ると滝と思しき勢いの流れに人がまた騒いでいる。そして真ん中に真っ赤なベンチが置いてあって、そこに座ると、真正面に小さな赤いベンチが描いてある。そこだけぽっかりと空間があるように見える。パースがついているわけでないが、奥行きを感じる。画廊にセッティングしてから、これらを描くんだろうな、って思って天井にまで世界を広げているのを見ていると、システィナ礼拝堂の天井画を描くミケランジェロを想った。寿さんは、「芸術家」なんだなあ。
しばらくそこに座って、しりあがりさんの王国を堪能。
絵は好きな部分を申告すると、先着順できりとった部分を買えるみたい。
今回の作品は、切り取りがない世界で、空間を思いっきり使っているところがすばらしい。かつて絵は壁画から始まって、教会の壁にフレスコで絵を描いていたりしたけど、それが段々、絵を差し替えたり運んだりする目的が出てきて、フレスコでも持ち運びが出来るものに発展して、保存性から油絵が発明されたわけだ。(たしかそう)で、キャンバスというのは、画面に限界がある。マイナスな意味じゃなく、必然的にどうしても、10号だったら10号の大きさまでしかない。だけど、今回の作品はその限界をある意味超えて小さなつながった区切りがない世界を一つ作っているところが、画面の限界をクリアしていると思った。
ちなみに、号数だけど、ヨーロッパの号と日本の号では、若干横幅と縦幅の規格が違う。だから、ヨーロッパで買った絵を、日本の額をつけようとすると、既製品では大抵あわず、特注になる。

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